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長野県佐久市の歯医者、黒岩歯科医院のブログ

歯周病のケアの方法を簡単解説☆

おはようございます☆佐久市の歯医者黒岩歯科医院、院長の黒岩です(^^)/

昨日は長男のたっくんの7歳の誕生日でした
いつの間にか赤ちゃんから少年になっており、感慨深いものがあります!

さて、「あなたの歯、知らないうちに抜けていませんか?」
歯周病は、進行していても自覚症状がでにくい病気です。
気が付いた時には、「抜歯するしか選択肢がない」なんてこともあります。
今回は、歯周病のケアの方法と治療の方法をご紹介します。

■自己ケアの方法

歯周病のケアは自宅で簡単に行うことができます。
丁寧な歯磨きはもちろんですが、使用する歯ブラシは
柔らかいものを使いましょう。
なぜなら、歯周病によって歯茎が痛んで腫れていると
出血を起こしやすくなってしまうからです。

また、柔らかい歯ブラシはプラークの除去や歯茎のマッサージに最適です。
歯磨きの仕方については歯と歯茎の間を優しく磨くようにしましょう。
歯周病の予防策として、プラークを残さないでおくことは重要ですので、
ゴシゴシ一通り歯を磨くのではなく丁寧に繰り返して歯を磨きましょう。

またその際に、歯ブラシの毛先が歯と歯茎に当たっているのを
意識しながら磨くと、より丁寧なブラッシングができます。
もう一歩踏み込んだケアの方法としては、歯間ブラシをおすすめします。
歯ブラシだけでは落ちきらない歯の間にあるプラークを
落とすことができるため、効率的にケアができます。

■歯科でのケア方法

歯科では主に「スケーリング」や「ルートプレーニング」を行います。
スケーリングとは、「スケーラー」という器具を用いて
歯磨きで落としきれていないプラークや歯石を除去します。
定期的にこの治療を行うと歯を綺麗な状態で維持できます。
「ルートプレーニング」では、スケーリングでも取り除けない
歯の根っこの歯石を除去します。

■歯周病の治療方法

歯周病はとても気がつきにくい症状ですが、進行してしまうととても厄介です。
上記の歯科での治療でも対処できなくなった場合は、
「フラップ手術」を行います。
「フラップ手術」とは、歯肉を切り開いて奥にある歯石やプラークを
除去する手術です。
歯周病の発覚が遅くなりすぎると、他の歯にも影響を及ぼしかねないので
抜歯を行うこともあります。

いかがでしたか。
毎日歯磨きを行っていると、その行為が作業化してしまいます。
歯を健康に保つという目的を忘れて適当に磨いていては、歯を失いかねません。

歯周病はとても聞き慣れた病気ではありますが、
適切な治療を施さないと口内の環境に悪いのはもちろん、
連鎖して他の病気を併発することもあります。
この記事をお読みになって気になった方は
改めてご自分の歯の状況を歯医者さんまで確認しに行ってくださいね☆
ではまた☆

歯医者が教える歯周ポケットの危険☆

おはようございます☆佐久市の歯医者黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^♪

「歯周ポケット」という言葉はご存知ですか?
近年、テレビCMなどでもよく使われているため、
聞いたことがある方も多いと思います。
では、「歯周ポケット」とは一体何なのでしょうか。
今回は意外に知らない「歯周ポケット」について詳しくお話しします。

■「歯周ポケット」とは
「歯周ポケット」とは、歯と歯茎のすきまのことを言います。
「歯周ポケット」という言葉が最近よく使われますが、
別名「歯肉溝」といいます。
洋服のポケットは物がたくさん入ると便利ですが、
そのポケットにゴミが大量に入っていたら嫌ですよね。
歯周ポケットの中には食べかすや歯垢がたまっていってしまうのです。
そのため、歯周ポケットをなくすことが歯の健康につながります。

■歯周ポケットができたらどうなる?
歯周ポケットは、ミリ単位で測られます。
ご自身で測ることは難しいため、「歯茎が少し腫れてる?」
と感じたら、歯医者で測ってみてください。

・1mm~2mmの場合
もちろん、歯と歯茎の間に隙間がない0mmが最も望ましい
状態ではありますが、1mm~2mmは比較的健康な歯とされます。

・3mm~5mmの場合
歯周ポケットがどんどん深くなっている時期です。
歯周ポケットが3mm以上になると、自宅での歯磨きで磨くことが
できなくなってしまいます。
歯医者に行ってクリーニングを受けることと、日々の歯磨きを
より入念にしなければなりません。

・6mm以上の場合
歯周ポケットが6mm以上になると、目で見てわかるほど
歯茎が弱っている状態です。この状態は、すぐに治療が必要です。

歯周ポケットができると、
・細菌の巣として歯周病が進行する
・口臭がひどくなる
・歯がぐらつく
などといった症状が現れます。
関連して、その他さまざまな歯の病気につながっていくため、
歯周ポケットは常になくしてく意識が必要です。

■歯周ポケットをなくすためには?
毎日の歯磨きは完ぺきにできていますか?
歯垢が口内に残ったままであると、歯茎が炎症を起こして
歯周ポケットが発生します。
歯周ポケットをなくすために、続けていただきたいケアは
「歯磨き後に歯垢を残さない」ことです。
まずは、歯ブラシを使って、歯の周りに歯垢が残っていないか
確かめながら磨きことが大切です。
しかし、歯ブラシだけだと、歯と歯の狭いすきまは磨けません。
歯垢が残りやすい歯のすきまをきれいにするために、
デンタルフロスや歯間ブラシを歯ブラシの前に使いましょう。
具体的なブラッシングは、お使いの歯ブラシや歯間ブラシ、
お口の中の状況によって異なりますので、
歯医者さんで相談してみるのが最も良い解決策です!

今回は「歯周ポケット」についてお話ししました。
歯周ポケットをすぐに治す方法はありません。
しかし、毎日続けてケアすることで少しずつ改善していきます。
歯周ポケット0~1mmを目指して健康な歯を保ちましょう!

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5分でわかる!歯茎から出血する原因をご紹介☆

おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^♪

「最近、歯磨きの時に歯茎から血が出る」
「最近、歯磨きの時に歯茎から血が出る」
歯磨きの時に、歯茎から出血するという方は少なくありません。
そんな方に向けて、今回は、歯茎から出血する原因について
ご紹介します!

■歯周病

歯茎から出血する原因の90%は、歯周病であると言われています。

歯周病は、歯垢(プラーク)の中に存在する細菌によって、
歯茎に炎症が起きる病気です。
多くの人は、歯周病の初期段階である歯肉炎という状態であると
いわれています。
歯肉炎で歯茎に炎症が出ているときに、歯ブラシで擦ることによって
血が出てしまいます。
歯肉炎の段階でしたら、日常の歯磨きによって、治療することが可能ですので、
この段階で症状の進行を食い止めましょう!

■ドライマウス

ドライマウスは、様々な原因によって、
口内の唾液の量が減少してしまう病気です。
唾液には、口内の汚れを洗い流すという役割があります。
そのため、唾液が欠乏してしまうと、歯に汚れが蓄積し、
歯茎に炎症を引き起こします。
この炎症状態で、歯磨きを行うことによって、歯茎から出血してしまいます。
ドライマウスの治療には、病院で処方される、
ポリグルタミン酸を配合したマウススプレーが効果的であると
言われています。
ドライマウスが疑われる場合は、病院で診察を受けることをおすすめします。

■ホルモンバランス

女性の場合は、ホルモンバランスの変化によって、
歯茎からの出血が起こりやすくなることがあります。
ホルモンバランスに変化があるタイミングとしては、
更年期、妊娠中、月経前などがあります。
この時期には、歯茎の血流が一時的に増加し、出血しやすい状況になります。
ホルモンバランスが変化するタイミングは、歯周病などにかかりやすい
状態ですので、食後の歯磨きを怠らないようにしましょう!

■かみ合わせ・歯ぎしり

かみ合わせが悪かったり、歯ぎしりをしたりすることが原因である
可能性もあります。
かみ合わせの悪さや、歯ぎしりによって、強い圧力がかかると、
歯が揺れてしまうことがあります。
歯が揺れると、歯茎が炎症を起こし、歯磨きによって
出血しやすい状態になります。
かみ合わせを矯正したり、マウスピースを利用したりすることによって、
出血を改善しましょう!

いかがでしたか?

今回は、歯磨き時に、歯茎から出血する原因として、
代表的なものをご紹介しました!
歯茎からの出血が長く続くようであれば、
一度病院で診察してもらうようにしましょう!

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歯のお悩み大解決「歯石」

こんばんは☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/

歯のまわりにできる石の様なものである、歯石を知っていますか?
歯石は害がないようだし、別にほっておいてもいいと思っている方も
多いのではないでしょうか。

実は、歯石は取らないといけないのです。
なぜかというと、歯石そのものには害がないのですが、歯石には小さな穴が
たくさん空いており、そこが細菌などの住処になってしまうからなのです。
そして、この穴は歯磨きではとれないので、歯石ごととるしかありません。
もし、ほっておくと、その細菌が原因で歯周病になり、
さらにそれが原因で様々な深刻な病気にもなってしまいます。

そこで、今回は歯石にならないための予防方法をご紹介します。

1、毎日プラークをしっかり落とす
歯石は、唾液、プラーク、血液からできています。
唾液は体や歯にとってかけがえのないものなので、どうしようもないですが、
プラークは毎日の歯磨きとデンタルフロス等を正しい使い方で使うことで、
ある程度防ぐことができます。
プラークは24時間で作られ、48時間で歯石になります。
そのため、毎日プラークを残さない様にすることが必要です。

2、歯茎から出血がないように保つ
歯茎から出血が起こり、それが原因で歯石ができます。
そのため、出血しない健康的な歯茎を維持する必要があります。

3、歯の表面をツルツルにする
歯の表面に傷があったり、ザラザラしていたりすると
歯石がつきやすくなります。
そのため、研磨剤が大きな歯磨き粉の仕様は控えたほうがいいです。

4、きれいな歯並びにする
歯並びが悪いと汚れが溜まりやすくなり、歯石の原因になります。
矯正して歯並びを良くすることで、歯磨きをしやすくする
というメリットもあります。

以上が、歯石の予防方法です。
簡単ですぐにできる予防方法も多くあると思うので、
ぜひ早速試してみてください。
また、どうしても歯石ができてしまった場合は放置しておかず、
すぐに歯科医院へいき、歯石の除去を行ってもらうようにしましょう。

歯のお悩み大解決「歯周病」—佐久市の歯科 黒岩歯科医院—

おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/

みなさん、歯周病という言葉を聞いたことありますか?
もしくは、歯槽膿漏、歯肉炎も同じです。
おそらく、一度はCMなどで聞いたことがあると思います。
そんな歯周病ですが、歯が抜ける、口臭がひどくなる、などの様々な症状がでてきます。
そのため、多くの人が歯周病で悩んでいるといいます。
そんな歯周病ですが、実は簡単に自分で予防する方法があり、
それをきっちりと行なっていれば大きく予防することが可能です。
そこで、今回は歯周病を自分で予防する方法についてご紹介します。

1、適切な歯ブラシを選ぶ

歯周病の予防には歯磨きがとても大事です。
そのため、適切な歯ブラシを選ぶ必要があるのです。
適切な歯ブラシには2つの条件があります。

まず、毛足はストレートで毛束は3~4列で清掃しやすく
通気性がいいものであること。
2つ目は、健康な人の歯ブラシは普通か固め、炎症がある人は
柔らかめを使うことです。

2、正しい歯の磨き方で磨く

まず、歯ブラシは鉛筆を持つように持ちます。
そして、力を入れすぎず、一つ一つの歯を丁寧に磨いてください。
また、歯の磨き方は自己流になっていて変な癖がついているものです。
そのために、歯医者や歯科衛生士に正しい磨き方を
教えてもらうことも必要です。
他に簡単な磨き方のコツとしては、小刻みに動かすこと、
歯と歯茎の間を磨くようにすることなどがあります。

3、補助道具を使う

歯ブラシだけでは、歯の汚れは綺麗に落とすことができません。
しかし、世の中には歯を磨くための様々な道具があります。
たとえば、歯間ブラシや、デンタルフロス(糸ようじ)のような
歯の間を磨くためのものがあります。
また、部分みがき専用歯ブラシと言って奥歯の後ろや
歯並びが悪いところを磨くのに有効なものもあります。
これらの道具を使い、歯をあらゆるところまで綺麗に磨くといいでしょう。

4、生活習慣を改善する

一番簡単なようで難しい、そして効果はかなり大きい予防方法。
それが、生活習慣の改善です。
まず、喫煙をやめること。喫煙は、タバコの中に入っている有害物質が、
病原菌に対する抵抗力を弱めるとともに、歯茎の腫れを隠し、
傷口を治りにくくします。
そのために、歯周病が重篤化したり、虫歯になったりする原因になります。
他にも、よく噛むこと、食生活の見直し、ストレスの軽減などが必要です。

どうだったでしょうか。以上が、歯周病を予防する方法でした。
誰もがなりたくはない歯周病。
実はこんな簡単な方法で予防できるとわかりました。
ぜひ、みなさん実践して、歯周病にならないように気をつけましょう。
もしそれでも歯周病にかかってしまった際は、
歯科への受診をお勧めいたします!

歯茎の出血は口内トラブルのサイン?放置せずに今すぐ歯科検診を!

おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^_^)v
歯磨きや歯科検診の際に歯茎から出血したことがありませんか?
歯科検診の際に行う歯のクリーニング中に出血と痛みを伴うことがありますが、なぜ出血するのか気になりますよね。

また、普段の歯磨きで歯茎が出血すると不安になると思います。
そこで今回は、歯茎の出血や痛みの主な原因と歯茎の出血に関わる疾患について詳しくご説明いたします。

■歯のクリーニング中に出血する理由

歯科検診で口内の歯垢や歯石除去の際、歯茎から大量の出血を伴う場合があります。
歯石は血液やミネラル分と混ざることによって、歯の表面に強く固まってしまいます。

普段の歯磨きだけでは完全に除去することが難しく、歯の隙間や歯周ポケットに歯石が固まっていきます。

特に歯周ポケット深くにある歯石除去の際は出血や痛みを伴うことが多いです。
一時的に出血しますが、しっかりと歯石を取り除くことができれば歯茎の出血も改善できます。

■出血の9割は歯周病が原因?

歯周病とは、悪い細菌が歯茎に侵入し増殖することで引き起こされます。
侵入された歯茎はその細菌と戦うために血液が集まり、白血球が悪い細菌を排除しようとします。

初期の歯周病は、歯茎の腫れや出血がよく起きやすいですが、歯周病が進行すると徐々にそのような自覚症状が少なくなるため、歯周病を放置しまいがちです。
歯茎から出血したら、一度歯科医院を受診することをおすすめします。

■深刻な病気のサイン

歯茎の出血は必ずしも歯に直接的な関係があるとは言い切れません。
歯以外にも、糖尿病や白血病、心疾患、ガンなど命に関わる病気が根本的な原因の可能性もあります。

歯茎の出血が歯周病や歯肉炎以外で頻繁に続くようであれば、専門の医師に相談してみることをおすすめします。

■出血しない口内環境を作るためには

歯茎の出血を防ぐためには、口内の歯垢(プラーク)をきちんと除去することが大切です。
毎日の歯磨きの際、歯と歯茎の境目に歯ブラシの毛先を約45度の角度で当てて磨く方法がお勧めです。

ここで大きく歯ブラシを動かさず、小刻みに歯を1本ずつ磨くことを意識しましょう。
また、糸ようじや専用の歯垢除去のためのブラシを使って歯と歯の間も綺麗にしてあげましょう。

さらに定期的に歯科医師による歯石と歯垢の除去を行うことも歯茎の出血を防ぐことに繋がります。

■まとめ

今回は、歯茎の出血の主な原因と対策法についてご説明いたしました。
歯のクリーニング中の出血は誰にでも起こり得ることですが、日頃から歯茎の出血が多い場合は、歯周病や歯肉炎の可能性が高いため、歯科医院にて診てもらいましょう。

知って得する!歯周病に関する基本知識について

おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^_^)v

最近になって歯周病という言葉をよく聞きますが、いつごろから人間がこれほどまで歯周病に悩まされるようになったのか皆さんはご存知でしょうか?
「食事が欧米化してきてからだ!」など考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、なんと旧石器時代にまでさかのぼるのです。

今回は、人間がはるか昔から悩まされている歯周病についての基本知識をご紹介します。

○歯周病って何?

簡単に説明すると、歯の周りの骨が溶けてしまう病気です。
歯周病は静かなる病気と呼ばれるほど、自覚症状が出にくいため、注意が必要です。
歯周病になる最初の段階として、まず歯と歯肉の間にプラークと呼ばれる歯周病菌がつき、歯肉に炎症を引き起こします。

プラークは、歯に付着している白や黄白色の粘着性のある沈着物です。この中で数多くの細菌とその生産物がうごめいています。

そして、炎症が進行すると、歯肉が削られていき、歯周ポケットと呼ばれるくぼみが歯肉にでき、徐々に歯の周りの骨を溶かし始めます。その後、順調に骨が溶かされていき、最終的には歯がぐらぐらし、抜け落ちてしまうのです。

○歯周病って必ずかかってしまうの?

結論から述べると、歯周病は必ずかかる病気ではありません。
多くの場合、歯周病はプラークや歯石を除去することで防止することができると言われています。

日ごろの歯磨きや歯科での定期的な検診をしっかりと行い、歯周病を予防しましょう。重症の歯周病となると、口内の細菌が非常に多くなり、血液や呼吸器中に入り込み、早産や心筋梗塞、動脈硬化症、肺炎などを引き起こすこともあるのです。

○歯周病にかかりやすさってあるの?

歯周病は様々な要因から、かかりやすさに違いがあります。
身体的には、喫煙や生活習慣、それに伴う病気によってかかりやすさが変わってきます。また、遺伝子によるものや免疫反応、炎症反応によっても変わるようです。

口内の環境では、歯並びや粘膜、歯周病菌の種類により、歯周病の発生率が異なります。

今回は、歯周病についての基本知識をご紹介しました。虫歯と同様に、歯周病は一度骨が溶けてしまうと、二度と元には戻りません。そのため、早期発見・早期治療が非常に重要となります。

当医院では、治療と同様に歯磨き指導にも力を入れています。ご自身のお口の健康を守るために、毎日の歯磨きを中心としたケアは最も基本となりますし、大切になります。
この記事を読まれて、歯周病に興味を抱かれた方は歯医者さんを受診してみてくださいね。

 

歯磨き時の出血・痛みの原因について歯医者が解説!

おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^_^)v

歯磨きの途中に口内から出血すること、よくありますよね。中には「痛みも感じる。」という方もいらっしゃいますが、何も感じないのに、出血していることもあるでしょう。
そのため、「出血を見るたびに歯茎が弱っているのか心配になります。」というお声をよく耳にします。
今回は、そんな歯磨き時の出血や痛みの原因について詳しくご紹介します。

■歯磨き時の出血や痛みの原因について

歯のクリーニングでは出血を伴ったり、強い痛みを伴うことがあります。特に、毎日の歯磨きが十分にできておらず、口内環境が悪い方はクリーニングで出血や痛みが伴いやすいです。なぜなら、歯茎に腫れや硬く固まった歯石などがあるからです。
出血や痛みの原因については以下で解説します。

・歯周ポケット奥深くにある歯石の除去

歯石は、歯垢がミネラル分や血液などと混合することで歯の表面に付着します。そのため、歯磨きで歯垢が落としにくい部分には歯石が溜まりやすく、歯の隙間や歯周ポケットなどに歯石が固着してしまいます。歯周ポケットが大きくなり、その奥に歯石がある場合には、それらを除去する際に出血や痛みを伴ってしまう可能性があります。

・長期間溜まっていた歯石の除去

歯垢が固まり歯石になってから長期間放置していた場合には、歯に強固にくっついてしまっているため、それを取り除く際にエナメル質の歯の表面まで剥がしてしまうことがあります。損傷したエナメル質は自然に修復するとはいえ、その際に痛みが生じることがあります。

・歯茎が腫れている場合

歯肉炎や歯周炎などが起こると、歯茎に膿や血液がたまって腫れてしまいます。こうした腫れがある場合にはクリーニングをした時に出血しやすくなります。

・歯茎が下がっている場合

歯茎が下がっていて歯根あたりの歯が露出していると、痛みを感じる場合があります。歯根付近は神経に刺激が伝わりやすいため、痛みを感じてしまいます。歯茎が下がる原因としては、歯周病や加齢などが挙げられます。

・歯石除去装置によるもの

歯石を取る装置として超音波スケーラーを用いる場合には、強い痛みを感じることがあります。超音波スケーラーは頑固な歯石を取り除くことが可能ですが、その振動や装置を冷却する水がしみるような痛みを生じさせる可能性があります。
口内の出血や痛みの原因はさまざまです。普段口の中を目にすることが少ないため、血が出ていたり、痛みを感じたりしても軽視しがちです。しかし、原因が分かれば歯茎を元気な状態に戻すことができます。そのため、ご自身の出血・痛みの原因は何なのか確かめるようにしてください。歯は一生ものですので、大切にしてくださいね。

 

これで解決!歯周病の原因と対策法について歯科医が解説!

おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^♪

歯のトラブルといえば、歯周病を思い当たる方はたくさんいらっしゃるかと思います。今回は、そんな歯周病の原因、対策法についてご紹介します。

■歯周病とは!?

歯周病とは、細菌の感染が原因で起こる炎症性疾患です。毎日の歯磨きがしっかりできていないと、歯の間に多くの細菌が溜まります。その結果、痛みは感じませんが歯肉の周辺が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしてしまいます。

そして、症状が進むと歯周ポケットが大きくなり、歯を支える土台が溶けて歯がグラグラ動くようになり、最終的に抜歯をしなければいけなくなってしまいます。

■歯周病の原因について

人間の口内には、500種類程の細菌が存在しています。これらは通常、害を及ぼすことはありませんが、歯磨きが不十分であったり、砂糖を過剰に摂取したりすると、細菌がネバネバした物質を作りだし歯の表面に付着します。これは歯垢と呼ばれとても粘着性が強く、軽く洗っても落ちません。

この歯垢の中にとてもたくさんの細菌が存在しており、虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。その細菌の中に歯周病を引き起こすものが多数存在していることが確認されています。

歯周病とは、この歯垢の中の細菌が原因で歯肉に炎症を引き起こし、歯を支えている骨を溶かす病気のことで、最悪の場合歯を失ってしまう可能性があります。歯垢は取り除かなければ硬く付着し、歯石と言われる物質に変化し歯の表面にくっつきます。これは、ブラッシングでは除去できません。

この歯石の中や周りにさらに細菌が侵入し歯周病を悪化させる毒素を排出します。
また、歯周病を悪化させる行為を以下に一覧でご紹介します。

・歯ぎしりをする。歯をくいしばる。
・不適合な義歯を使用している。
・不規則な食生活を送っている。
・喫煙をしている。
・ストレスがかかっている。
・全身疾患がある。
・薬を長期にわたって服用している。

■歯周病対策について

歯周病は予防も治療も可能な病気です。大切なのは、予防、診断、治療、そしてメンテナンスです。具体的には、正しい歯ブラシの方法で毎日歯を磨くことです。歯の表面を歯垢のない清潔な状態に保つようにしましょう。

また、歯肉の中に入っている歯石を完全に取り除き、表面を綺麗にして炎症を引き起こす原因となる細菌を除去することです。
これは、セルフケアでは難しいので気になる方は歯科医にクリーニングをしてもらうようにしましょう。
歯周病は、、現在では進行を止めることが可能となりました。しかし、歯周病の原因となる歯垢は日頃の歯磨きで取り除けるため、普段から気をつけて歯磨きをするようにしてくださいね。

 

毎日のケアで防げる?歯周病について3分で簡単解説!

おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩です(^^

「一生の資産」と聞くと何を思い浮かべますか?ほとんどの方は「健康」を考えますよね。
しかし、その中でも「歯」を思い浮かべる方は少ないかと思います。
自分の歯は鏡を通さないと見ることができませんが、食べ物を食べて生きていく上で一生切っても切り離せない存在なのです。
そこで今回は、歯周病という耳にしてもイマイチぴんと来ない口内の病気についてご紹介します。

■歯周病とは

歯周病は、歯と歯茎の間にある溝に細菌や汚れが溜まって歯茎の内部で起こる炎症のことです。
歯磨きが足りていないと起こりやすくなります。
また、その細菌は歯周病菌と呼ばれており、たいていの人は口内に保有している常在菌です。

歯周病は、歯周病菌に対して過剰に免疫反応を起こすことで発症します。
そのため、そもそも歯周病菌がなければ発症しませんし、持っていても免疫反応が正常であれば発症する確率は高くありません。

■歯周病になるまで

歯周病菌はたいていの人が保有していますが、ケアをほったらかすと、その数が増殖していきます。
それに伴い、歯周病菌に一定数含まれる悪い菌も増殖します。
そうすると、体の免疫は歯周病菌や悪い菌に対抗します。

しかし、菌の数が増えすぎると対応できなくなり、歯に歯周病菌が付着してしまいます。
今度は、これまで菌に対抗していた免疫が歯も攻撃対象に加えてしまいます。
そして、歯や歯を支えている骨を溶かしてしまい、歯周病が発生するのです。

■歯周病の治療

歯周病は歯茎の炎症の段階では治る可能性も高いですが、骨が溶けてしまうと元どおりには治りません。
そのため、進行をどのように抑えるかが重要になってきます。
一番手っ取り早いケアはブラッシングです。「プラークコントロール」といい、歯と歯茎の周囲の歯垢をしっかり落とします。

日頃から、歯磨きを気をつけて行わないと歯科での治療の効果が効きにくくなります。
歯垢をしっかり落とすことができれば歯茎の炎症は落ち着きます。

歯科では歯ブラシで落としきれない歯石を除去します。
歯石とは、歯垢が唾液のミネラル成分で固体化したもので、悪性はありませんが、歯垢がその隙間に入り込むためしっかりと除去する必要があります。

いかがでしたか。
「歯周病」はよく耳にする言葉であると思いますが、真剣にケアをしている方は少ないかと思います。
歯周病は進行して骨を溶かし始めると元に戻すことはできません。
日頃から歯磨きを入念に行い、定期的に歯科で検診を受けるようにして、口内を健康に保ちましょう。