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歯のお悩み徹底解説「すきっ歯」—治療法編—

こんばんは☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/

これまですきっ歯の原因と放置していたらどのような問題に発展するのかをご紹介してきました。
みなさんが思っていたよりもずっと深刻な問題だったのではないでしょうか。
記事を読んでいて不安になり、すぐに治したいと思われた方も少なからずおられるのではないでしょうか。
そこで最後となる今回は、すきっ歯の治療法についてご紹介していきます。

治療法をご紹介する前に一つ忠告しておきたいことがあります。
すきっ歯は決して自力で治るものではありません。
必ず歯医者さんへ行き、ご相談した上で治療に取りかかってください。

・ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングとは、コンポジットレジン(歯科用のプラスティック)を歯と歯の隙間に詰めて治療する方法です。以前までは、治療の際は歯の形をとり歯の上から被せる方法を取っていました。しかし、歯科用のプラスティックの進化により歯の形や色に合わせた治療が一日で出来るようになりました。歯への負担も非常に少ないです。値段ですが、相場はだいたい1歯1万〜5万円程度です。

・ラミネートベニア
ラミネートベニアとは、歯の表面を0.5mmほど削りそこにネイルチップのような薄い人工歯(セラミック)を貼り付けて治療する方法です。この治療は、すきっ歯意外にも変色が強くてホワイトニングできない場合や歯の形が悪い場合などにも用いられます。歯を削る量が少ないので痛みも少なく麻酔もする必要がないので短期間で治療することができます。値段はだいたい1歯10万円ほどです。

・クラウン(かぶせ)
クラウンとは、すでに詰め物が入っている歯や神経が死んでしまっている歯を治療する時に用いられます。すきっ歯の治療の際には、隙間にセラミックの被せ物や差し歯を詰めて治していきます。値段はだいたい1歯8万〜15万円程度です。

・マウスピース矯正
マウスピース矯正は、歯型に合わせたマウスピースを定期的に装着し矯正していく治療法です。この治療で用いられるマウスピースは透明なので装着時も目立ちません。ですので、人目を気にしながら矯正治療をせずに済みます。しかし、一日15時間程度装着する必要性があります。デメリットとしては、値段と矯正期間が挙げられます。だいたい3ヶ月から1年の治療期間で20万〜80万円程度必要になります。

・ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、歯の両面に矯正装置を装着しワイヤーの力で隙間を埋めていく治療法です。この治療法は、歯を移動させ治療していくので、抜歯や歯を削る必要がありません。値段は使用するワイヤーによりますが、だいたい5万〜20万円程度です。

いかがでしたか。
すきっ歯の治療法はしっかり確立していることを理解していただけたでしょうか。
ですので、自力で治そうとせず歯医者さんへ通い正しい方法で治療してくださいね。

歯のお悩み徹底解説「すきっ歯」—その危険性とは?!—

おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/

前回は、すきっ歯を引き起こす原因について詳しく見ていきました。
主な原因としては、生まれつき歯の本数が少なかったりそれぞれの歯が小さかったりすることと習慣による原因をご紹介しました。
まだご覧になられていない方は是非一度、前回の記事を読まれてからこちらの記事をご覧ください。

さて、なかなか厄介な原因で引き起こされるすきっ歯ですが、すきっ歯を放置していたら他にどういった問題を引き起こすのでしょうか。
今回はすきっ歯の危険性について見てきましょう。

・虫歯や歯周病を引き起こす
みなさんも容易にご想像はつくとは思いますが、歯と歯の間が開いていると健康な歯並びの方よりも歯垢が溜まりやすくなります。また、すきっ歯で歯並びが悪いと細部まで歯磨きが行き届かず磨き残しとなってしまいます。その磨き残しが虫歯を引き起こしたり歯石となり歯周病の原因となったりしてしまいます。

・口臭の原因に
上記で述べた通り、すきっ歯だと歯垢が溜まりやすくなります。磨き残しで歯垢がたまってしまうと、そこから細菌が広がり口臭を引き起こす原因になる可能性があります。

・発音がしづらくなる
すきっ歯だと話すときに歯と歯の間から息が漏れてしまい、健康な歯並びをお持ちの方よりも発音がしづらくなってしまいます。特に、サ行やタ行の発音がしづらくなり、聞き手からしたら聞き取りづらく感じるかもしれません。

・顎関節症を引き起こす
すきっ歯で噛み合わせが悪い状態を放置していると顎関節症を引き起こす可能性があります。顎関節症とは、顎の関節周辺に何らかの原因があり、「顎の痛み」、「顎がなる」、「口が開けづらい」といった症状がある慢性的な疾患ですが。顎関節症は、噛み合わせ以外にも、歯ぎしりや頬づえなどの癖といったすきっ歯を引き起こす原因からも引き起こされます。

・胃腸に負担がかかる
すきっ歯だと噛み合わせが悪くなります。ここから、食べ物を細く噛み砕くことができないという問題が考えられます。噛むという行為は、食べ物をすりつぶし胃や腸の消化を助けるという役割があります。しかし、噛み合わせが悪いがために十分に食べ物をすりつぶすことができずに、胃や腸に負担がかかってしまうのです。

いかがでしたか。
すきっ歯を放置したままにしておくと恐ろしい問題を引き起こすことを理解していただけたと思います。
現在すきっ歯で悩まれている方は不安になられたのではないでしょうか。
すぐに歯医者さんへ行ってご相談されることをおすすめします。
次回は、すきっ歯シリーズ最後となる治療法についてご紹介します。

歯のお悩み徹底解説「すきっ歯」—原因編—

こんにちは☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/

みなさんはご自分の歯や口の中に何か悩みはございませんか。
正直なところ、歯の悩みは誰しもが持っているもので人生の中で何度も悩まされると思います。
代表的なものでいうと、虫歯や歯周病、噛み合わせの問題などでしょうか。

みなさんの中にも、これらの悩みを持たれている方は少なくはないのではないでしょうか。
歯の悩みは数多くありますが、今回は「すきっ歯」について解説していきたいと思います。
まず今回は、すきっ歯の原因について見ていきましょう。

そもそもすきっ歯とはなんなのでしょうか。
すき歯とはその名の通り、歯の間に隙間が空いている状態のことです。
正式名称を空隙歯列(くうげきしれつ)や歯間離開歯(しかんりかいし)と言います。
これは、虫歯や歯周病で歯が削れ、間が空いてしまっている状態のことではありません。
あくまで自然に空いてしまっている状態です。

それでは、なぜ歯と歯の間に隙間が空いてしまうのでしょうか。

・生まれつき歯の本数が足りない
まず考えられる原因が、生まれつき歯の本数が足りないということです。正常な永久歯の本数は28本(親知らずを含めると32本)あります。しかし、すきっ歯で悩んでいる人の中には何らかの原因で歯の本数が足りないことがよくあります。原因ははっきりとは解明されていませんが、遺伝か全身疾患、または薬の副作用ではないかと言われています。生まれつき歯の本数が足りないことを先天性欠如と言いますが、割合としては10人に1人だと言われています。

・それぞれの歯が小さい
歯の大きさは人それぞれです。中には、一般の永久歯のサイズよりもそれぞれの歯の大きさが小さい人がいます。そういった人はすきっ歯で悩まれているということが多いです。

・歯と顎の大きさのバランスが悪い
通常では、歯と顎のバランスは取れているのですき歯にはなりません。しかし、すきっ歯で悩まれている方の中には、歯と顎のバランスが悪く歯と歯の間に隙間ができてしまっている人がいます。

・習慣によるすきっ歯
今までご紹介してきた原因は、生まれつきのものばかりでしたが、習慣が原因ですきっ歯になる人がいます。例えば、頻繁に頬づえをつく癖がある人は危険です。頬づえをつくと奥歯の歯並びが悪くなり、すきっ歯になる可能性があります。また、舌を前に押し出す癖のある人も気をつけなければなりません。食べ物や飲み物を飲み込む際に、舌を前に出す癖を持っている人がいます。これは、舌を前歯の後ろに押し付けて飲み込んでいるので、前歯が徐々に開いてきてすきっ歯を引き起こします。この癖は、小さい頃に指しゃぶりを止められなかった人に多い傾向にあります。

いかがでしたか。
すきっ歯の原因について理解は深まりましたか。
特に上記の癖をお持ちの方は、治療してもすぐに再発してしまう恐れがあるので、すぐに直すように心がけましょう。
次回は、すきっ歯が引き起こす問題についてご紹介したいと思います。