おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/
皆さんは、人の顔の印象はどこで決まると思いますか?
目、鼻、口…など人により様々だとは思いますが、実は、「歯並び」も印象を決める大事な要素の一つです。人は笑顔の方が好印象を与えるため、ニコッと笑ったときにきれいな歯がのぞいていたら素敵ですよね。
「歯並びに自信がない…」「思いっきり笑えない…」という方、大丈夫です。今からでも遅くありません。
これから、全8回にわたって歯並びをよくする「矯正」についてご説明したいと思います。
前回は、矯正での歯の動かし方と、代表的な矯正装置の種類についてご紹介しました。今回は、あまり知られていない矯正装置の種類をご紹介します。
・セルフライゲーションブラケット
従来の表側矯正装置よりも、ワイヤーとブラケットの摩擦力をより軽減させた設計の装置です。痛みが軽減したり、効率的に治療したりできるといわれています。
メリットとしては、ワイヤーとブラケットの摩擦が少なく、痛みが少ないことと、より効率的に歯が動くので、従来の装置より通院頻度が少ないことが挙げられます。デメリットとしては、従来の表側装置と比べて、費用はやや高額で、装置のサイズが大きいため目立ちやすいという点があります。
・裏側矯正
舌側矯正、リンガルブラケットとも呼ばれます。
歯の裏側に装着するブラケットです。表からは見えないので、周囲の人から気付かれずに治療できます。
矯正装置が目立って気になるという方はこれを選ぶと良いかもしれません。
また、歯の裏側は虫歯になりにくい特性があるため、裏側に矯正装置を着ければ、表側矯正より虫歯になりにくいと言われています。また、舌癖(自然に舌で歯を押す癖)が改善しやすくなります。
しかし、慣れるまでは発音がしにくかったり、違和感があったりする場合があり、料金も表側矯正と比べると高いというデメリットがあります。
特殊な装置なので歯科医師の経験が必要です。
・ハーフリンガル矯正
表側矯正と裏側矯正とを併用した矯正治療です。上顎の歯は裏側に、下顎の歯は表側に装置をつけて治療します。
人から見えやすい上顎の歯は、裏側に装置をつけるので目立ちにくく、話すときに舌があたる下顎は表側装置なので発音の邪魔になりにくいです。
また裏側矯正とくらべて料金が安いです。これも、歯科医師の経験が必要です。
・マウスピース矯正
透明で薄いマウスピース型の装置を用いて歯を動かします。装置は自分で取り外し可能です。
ワイヤーやブラケットを装着しないので、発音障害や不快感が少ないうえ、マウスピースは薄くて透明なので、周囲の人からほとんど気づかれません。
治療できる症状が表側矯正よりも限定されているため、症状が軽い人におすすめです。
いかがでしたか?
全8回にわたって矯正治療についてお話ししてきましたが、少しご理解いただけたでしょうか。
矯正治療をお考えの方は、一度歯医者さんに相談してみましょう。

長野県佐久市生まれ。
平成25年に黒岩歯科医院を継承し、現在は院長として日々患者様の治療にあたっています。
患者様の歯だけを診るのではなく、患者様に対して全力で向き合う姿勢を持ち続け、これからもより地域の方々に信頼される歯科医院を目指していきます!