おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^♪
今回から2回に分けて、「口臭」に関してお話しようと思います!
職場やあなたの所属するコミュニティに、口が臭う人はいませんか?
せっかく見た目が爽やかでも、口臭がするだけでイメージは下がってしまうものです。
それだけ口臭というのは、周囲とのコミュニケーションに影響を及ぼします。
ましてや、好きな人がいてアプローチしようと考えている人などはなおさらです。
どんなにオシャレな服を着て、美味しい店に連れていっても、口が臭いだけですべてが台無しになりかねません。
そこで今回は口臭の原因と予防法を紹介していきます。
口臭の原因は大きく3つあります。
1.生理的口臭(普段の生活で自然に出てしまう口臭)
2.食べ物やタバコによる口臭
3.病的口臭(病気が原因)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.生理的口臭
これは普段の生活の中で自然に出てしまうものなので、特に治療は必要ありません。少しだけポイントを意識すれば防げる口臭なのです。生理的口臭は以下の三つです。
・朝起きた時の口臭
これは寝ている間に口内の細菌が増殖していることが原因です。対策としては寝る前に口の中を綺麗にしておくことです。また、歯だけでなく舌にも細菌はいるので軽くこすって磨くとより朝起きたときに効果を感じれるでしょう。
・緊張やストレスによる口臭
人は精神的な負荷を感じると、交感神経という自律神経が働き身体を守ろうとします。その結果唾液の分泌量が減り、細菌の繁殖しやすい口内環境になるのです。対策としてはこまめに水分を補給することと、ガムを噛むなどして唾液を出すことです。これらは口臭予防だけでなく、リラックスにもつながるのでお勧めです。
・空腹時の口臭
これは皆さんあまり自覚がないかもしれないのですが、空腹時には唾液の分泌が鈍り、かつ胃が空だと膵臓から出る膵液が胃で分解され、発生するガスが逆流してくることで口が臭くなっているのです。対策はシンプルで、軽く食事をとることです。
2.食べ物やタバコによる口臭
皆さん食べたら口が臭くなる食べ物として何が思いつきますか?ニンニク、ニラ、ネギ、玉ねぎなどですよね。
これらは実はすべてアリシンと呼ばれる成分由来の口臭なのです。効果的な対策としては食事中に緑茶を飲むこと、食事後にリンゴを食べるかウーロン茶を飲むことです。
それぞれに含まれる成分がアリシンに効果的に作用してくれるのです。
タバコによる口臭の原因は、タールという物質によるものと、ニコチンが毛細血管を収縮させ、唾液の出を悪くすることです。一番の対策は禁煙なのですが、難しいという方は、たばこを吸う際に水など香りの少ない飲料で水分補給をすることと、タブレット等で消臭を図ることです。
いかがでしたか?次回は残りの病的口臭について原因と対策を紹介していきます。

長野県佐久市生まれ。
平成25年に黒岩歯科医院を継承し、現在は院長として日々患者様の治療にあたっています。
患者様の歯だけを診るのではなく、患者様に対して全力で向き合う姿勢を持ち続け、これからもより地域の方々に信頼される歯科医院を目指していきます!