おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/
昨日は、今年から参加し始めたインプラントの講習会に参加してきました!
そこでの人と人との出会いにより、また世界が大きく開けてきたと感じます。
本当にありがたいことです☆
さて、全8回にわたって歯並びをよくする「矯正」についてご説明しています。
第5回目の今回は、前回に引き続き噛み合わせについて
お話ししたいと思います。
嚙み合わせは、体に様々な影響をもたらします。
当てはまる項目がないか、見ていきましょう。
・頭痛・こり
なかなか治らない頭痛にお悩みの方はいらっしゃいませんか?
頭痛の原因には様々なものがありますが、嚙み合わせもその原因の1つです。
不自然な嚙み合わせだと、首の周りの筋肉が緊張してしまいます。
特に、頭の側頭骨に付着している側頭筋の過緊張が続くと、
やがてその筋肉が硬くなり、血行が悪くなって筋肉性の痛みとなって
頭痛が生じてしまうのです。
・耳鳴り
噛み合わせの悪い人の多くは、顎が後方へズレているため、
耳の管が下顎頭と呼ばれる下顎の一部分によって圧迫されます。
それによって耳鳴りが発生してしまいます。
・不眠症
不眠症の原因として、寝るときにアドレナリンが分泌されていることが
挙げられます。
アドレナリンの分泌を促す刺激を脳が受け取ると、
脳細胞の働きを活性化させる物質が出て、脳は活動的な状態になります。
交感神経が刺激されるとアドレナリンが分泌されるのですが、
「奥歯をかみしめる」行為はこの刺激につながります。
噛み合わせが悪い人ほど、噛みしめたり、歯ぎしりをしたりしている
傾向にあるため、結果的に眠りが浅くなってしまっているのです。
・自律神経失調症
自律神経失調症とは、活動しているときに働く交感神経と、
体を回復させる副交感神経のバランスが崩れることによっておこる、
心身の不調のことです。
体の不調としては、めまい、ほてり、立ちくらみ、動悸、不眠など、
精神的な不調としては、イライラ、憂鬱、集中力の低下など
様々なものがあります。
かみ合わせが悪いと、頚椎がねじれてしまい、それが自律神経系に
異常をもたらします。
そして自律神経が正常に機能しなくなり、様々な症状につながるのです。
いかがでしたか?噛み合わせによってもたらされる体の症状について
おわかりいただけたでしょうか。
次回は矯正の基礎知識についてお話しします。
引き続きお読みいただけましたら幸いです。

長野県佐久市生まれ。
平成25年に黒岩歯科医院を継承し、現在は院長として日々患者様の治療にあたっています。
患者様の歯だけを診るのではなく、患者様に対して全力で向き合う姿勢を持ち続け、これからもより地域の方々に信頼される歯科医院を目指していきます!