おはようございます☆佐久市の歯医者黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^♪
「歯周ポケット」という言葉はご存知ですか?
近年、テレビCMなどでもよく使われているため、
聞いたことがある方も多いと思います。
では、「歯周ポケット」とは一体何なのでしょうか。
今回は意外に知らない「歯周ポケット」について詳しくお話しします。
■「歯周ポケット」とは
「歯周ポケット」とは、歯と歯茎のすきまのことを言います。
「歯周ポケット」という言葉が最近よく使われますが、
別名「歯肉溝」といいます。
洋服のポケットは物がたくさん入ると便利ですが、
そのポケットにゴミが大量に入っていたら嫌ですよね。
歯周ポケットの中には食べかすや歯垢がたまっていってしまうのです。
そのため、歯周ポケットをなくすことが歯の健康につながります。
■歯周ポケットができたらどうなる?
歯周ポケットは、ミリ単位で測られます。
ご自身で測ることは難しいため、「歯茎が少し腫れてる?」
と感じたら、歯医者で測ってみてください。
・1mm~2mmの場合
もちろん、歯と歯茎の間に隙間がない0mmが最も望ましい
状態ではありますが、1mm~2mmは比較的健康な歯とされます。
・3mm~5mmの場合
歯周ポケットがどんどん深くなっている時期です。
歯周ポケットが3mm以上になると、自宅での歯磨きで磨くことが
できなくなってしまいます。
歯医者に行ってクリーニングを受けることと、日々の歯磨きを
より入念にしなければなりません。
・6mm以上の場合
歯周ポケットが6mm以上になると、目で見てわかるほど
歯茎が弱っている状態です。この状態は、すぐに治療が必要です。
歯周ポケットができると、
・細菌の巣として歯周病が進行する
・口臭がひどくなる
・歯がぐらつく
などといった症状が現れます。
関連して、その他さまざまな歯の病気につながっていくため、
歯周ポケットは常になくしてく意識が必要です。
■歯周ポケットをなくすためには?
毎日の歯磨きは完ぺきにできていますか?
歯垢が口内に残ったままであると、歯茎が炎症を起こして
歯周ポケットが発生します。
歯周ポケットをなくすために、続けていただきたいケアは
「歯磨き後に歯垢を残さない」ことです。
まずは、歯ブラシを使って、歯の周りに歯垢が残っていないか
確かめながら磨きことが大切です。
しかし、歯ブラシだけだと、歯と歯の狭いすきまは磨けません。
歯垢が残りやすい歯のすきまをきれいにするために、
デンタルフロスや歯間ブラシを歯ブラシの前に使いましょう。
具体的なブラッシングは、お使いの歯ブラシや歯間ブラシ、
お口の中の状況によって異なりますので、
歯医者さんで相談してみるのが最も良い解決策です!
今回は「歯周ポケット」についてお話ししました。
歯周ポケットをすぐに治す方法はありません。
しかし、毎日続けてケアすることで少しずつ改善していきます。
歯周ポケット0~1mmを目指して健康な歯を保ちましょう!

長野県佐久市生まれ。
平成25年に黒岩歯科医院を継承し、現在は院長として日々患者様の治療にあたっています。
患者様の歯だけを診るのではなく、患者様に対して全力で向き合う姿勢を持ち続け、これからもより地域の方々に信頼される歯科医院を目指していきます!