おはようございます☆佐久市の歯医者黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/
私の住む佐久の地域では、いよいよ気温がマイナスに突入ですね!
毎朝子供の通学を途中まで送っていくのですが、最近は氷が
張り始めていますね!
雪がいつ振ってもおかしくないので、昨日、スタッドレスに履き替えました(^.^)
さて、今回は、歯やお口の中の感覚についてお話してみようと思います。
みなさんは歯の感覚について考えたことってありますか?
「感じたことはあるけど、深く考えたことがない」という人が
ほとんどではないでしょうか。
みなさんが感じたことのある”歯の感覚”とはどのような感覚ですか?
温かい感覚ですか?それとも冷たい感覚ですか?
それとも触られている感覚とか押されている感覚でしょうか?
おそらくみなさんは温かいや冷たいではなく、
痛い感覚を感じられている人がほとんどではないでしょうか?
というか痛いという感覚以外に感じられている人はいないと思います。
口(歯)は敏感?
実は歯の神経には痛みを感じる神経線維しかないんです。
つまり歯は温かいも冷たいも触られているも押されているも
すべて”痛い”と感じてしまうんです。
ときにはチョコレートなどの甘いものを食べたときに
痛いと感じることもあります。
なぜ人間のからだがそのような仕組みに出来ているのかはわかりませんが、
”痛み”はからだにとって危険信号ですので、からだの中に直接つながっている
口は、刺激を痛みとして脳に伝えることによってからだの中に人間にとって
”危険なもの”が入ってこないようにしているのかもしれませんね。
他にも歯の非常に敏感な感覚として「かみ合わせ」があります。
かみ合わせは非常に敏感です。
髪の毛が1本口の中に入ろうものなら違和感を感じるのはもちろん、
アサリを食べたときには目に見えないほどの細かい砂がジャリッと
なっただけでゲッ!と不快感を感じたという経験は
誰もがお持ちではないでしょうか?
このように人間のかむ感覚は非常に精度が高いため、
かみ合わせはコンマ何mmという単位で調整をする必要があるのです。
非常に刺激に敏感なお口の中ですが、実は非常に鈍感な部分もあるんです。
口(歯)は鈍感?
からだの入口である口の中の感覚は敏感であることが求められるように
思いますが、実は非常に鈍感な部分もあるんです。
それはどのような点でしょうか?
最近は健康志向が広まり、むし歯、歯周病を予防する予防歯科に
力を入れている歯科医院も多くなってきました。
黒岩歯科医院でも患者さまへのブラッシング指導を徹底的に行い、
予防歯科の大切さをお話するようにしています。
しかし、まだまだむし歯になってしまい、治療が必要となってしまう方も
多くいらっしゃいます。
そして、今現在はむし歯がなくても以前むし歯や歯周病になってしまい、
歯につめものやかぶせものをしていたり、残念ながら抜歯することと
なってしまい、抜歯後入れ歯を使われている方やインプラント治療を
受けた方もいらっしゃると思います。
目に見えないほど細かい砂は敏感に感じ取るのに、つめものやかぶせもの、
ひいては入れ歯ほどの大きなものがお口に入ってもある程度の時間が経つと
それに慣れてしまうという非常に鈍感な部分もあるのです。
まとめ
おもしろいですね。
でも砂利がからだに入ってきても何も感じないのも困ってしまいますし、
つめものやかぶせものなどの治療を受けた後、
何年も不快感を感じているようでは生活に支障を来してしまいますよね。
そう考えると人間のからだ(口の中の感覚)は
非常に都合よくできているなぁと感心してしまいますね。
とはいえもちろん歯科医療従事者はできるだけ患者さんが違和感を
感じにくいよう、いろんなことを考えながら治療を行っているということは
自信を持って言えますね(^.^)
ではまた☆
黒岩歯科医院
院長 歯科医師 黒岩司

長野県佐久市生まれ。
平成25年に黒岩歯科医院を継承し、現在は院長として日々患者様の治療にあたっています。
患者様の歯だけを診るのではなく、患者様に対して全力で向き合う姿勢を持ち続け、これからもより地域の方々に信頼される歯科医院を目指していきます!