おはようございます☆佐久市の歯医者黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/
前回は、「唾液」の重要性についてお話させていただきました。
今回は、「口内炎」についてお話ししようと思います。
口内炎はむし歯や歯周病と同様、私たちにとって身近な病気の一つでは
ないでしょうか?
私も先週口内炎が続きまして、こんなにつらいものかと思いました(*_*)
口内炎の原因は?
口内炎の原因は多種にわたります。
主な原因としては
・細菌やウイルス感染
・免疫力の低下
・誤咬
によるものなどがありますが、日常的に多いのは
免疫力の低下と誤咬によるものだと思います。
他にも硬い食べ物で口の粘膜に傷ができたり、入れ歯や矯正器具などの刺激、
さらには歯の尖っている部分が舌や粘膜を刺激して
口内炎ができたりすることもあります。
口内炎の痛みの根本は?
実は口内炎は何もしなければまったく痛みはありません。
口内炎の痛みの根本は”接触痛”です。
つまり、口内炎に何かが触れると痛みを感じるということです。
同じ痛みでもむし歯の痛みとはちょっと違いますね。
口内炎の痛みは接触痛なので、口内炎の表面を何かで覆ってしまって、
直接口内炎に物が触れないようにすれば理論的には痛みは
感じなくなるはずですよね。
口内炎を早く治すには?
口内炎は一度できると完全に治癒するまでに
少なくとも1週間ぐらいはかかってしまうことが多いです。
大きいものができてしまうと2週間以上その痛みに
耐えなければならないこともありますよね。
この厄介な口内炎、早く治す方法はないのでしょうか?
口内炎用の塗り薬を処方してもらうというのももちろん
口内炎を早く治すための方法の一つといえますが、
それが答えといってしまっては元も子もありません。
もちろんその原因が入れ歯の不適合であれば
入れ歯を調整してもらう必要がありますし、
矯正器具が当たってしまっている場合は、
装置が当たらないよう対策してもらう必要があるかもしれません。
患者さん自身でできる方法ももちろんあります。
最も高い効果が期待できるのはやはり口の中を清潔にしておくことです。
さらにそこに殺菌力の高い洗口液で消毒すると
口内炎の治癒までの時間はかなり短縮されると思います。
私個人的な意見ではありますが、ポピドンヨードのうがい薬で
頻回にうがいをすることは非常に効果が高いと感じています。
うがいをするタイミングは就寝前はとくにしっかり行うことを
おススメします。
何だそんなことかと思われたかもしれませんが、
これが本当に効果があります。
簡単で効果が高い方法なので、いざ口内炎ができてしまったときには
試す価値ありですよ。
もう一つ口内炎を早く治す方法として、歯医者さんで
レーザーを照射してもらい、口内炎の表面を焼くというものがあります。
口内炎の表面をレーザーで焼いて、粘膜の表面のたんぱく質を凝固させます。
そうすることで表面の接触痛がかなり軽減され、さらに口内炎への
細菌感染も防ぐことができます。
その結果口内炎の治癒期間はかなり短縮されます。
レーザーの照射時間は30秒ぐらいですので非常に簡単で
効果の高い治療法といえます。もちろん保険適用の治療です。
黒岩歯科医院でも口内炎のレーザー治療を行っていますので、
口内炎でお困りの方はお気軽にご相談下さいね。
それからお食事のなかではビタミンB群をしっかり摂取しましょう。
ビタミンB群は魚介類や貝類、肉類に多く含まれています。
魚介類ならサケやサバ、貝類ならアサリやしじみ、
お肉ならレバーや豚肉に多く含まれています。
サプリメントなどで補給する方法も効果的だと思います。
今日は、口内炎を早く治すポイントについてお話しました(^.^)
参考になれば幸いです☆
ではまた☆
黒岩歯科医院
院長 歯科医師 黒岩司

長野県佐久市生まれ。
平成25年に黒岩歯科医院を継承し、現在は院長として日々患者様の治療にあたっています。
患者様の歯だけを診るのではなく、患者様に対して全力で向き合う姿勢を持ち続け、これからもより地域の方々に信頼される歯科医院を目指していきます!