おはようございます☆佐久市の歯医者黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/
晴れの日の日中は大分暑くなりましたよね!
ただ、私の住む佐久の地域は、日中の寒暖差が激しく、
朝夕はまだかなり冷え込みます!
体調には十分気を付けましょう☆
今日は、歯医者さんでのレントゲン撮影についてお話しします。
歯科で撮影する主なレントゲンの種類は以下の4つです。
・パノラマ断層撮影
・デンタルレントゲン
・歯科用3次元CT(CBCT)
・セファロ撮影
それぞれどのようなときに撮影するのでしょうか?
レントゲンを撮影する目的とは?
・パノラマ断層撮影
最も一般的なレントゲン検査で、すべての歯が1枚のレントゲンに写ります。
そのため、1枚撮影するだけで歯や顎の骨、副鼻腔、
顎関節などの状態を確認することできます。
全体的な診断には非常に便利な反面、細かい病変の診断はしにくいのが特徴です。
・デンタルレントゲン
パノラマ断層撮影で怪しいけど確かな診断ができない場合に
その部位のみを撮影するためのレントゲンです。
例えば歯と歯の間の小さなむし歯や、歯の根の病変(根尖病変)、
歯周病による骨の吸収具合など細かい診断を行う際に撮影します。
・歯科用3次元CT(CBCT)
顎の骨のあらゆる方向での断面を撮影できるため、
3次元的に病巣の広がりを確認できます。
歯によっては複数根がある歯もあり、歯の根の病巣がどの根が原因なのかを
確認したり、口腔外科領域では親知らずと神経の位置関係や
顎の骨の中の病変の大きさや内容物を確認する際に撮影します。
また、インプラント治療の際にはこのCTを撮影して骨の幅や質を診断したり、
インプラントの選択や埋入方向のシミュレーションなどを行ったりします。
歯科用CTは副鼻腔炎(とくに上顎洞炎(いわゆる蓄膿症))の
診断のためにも撮影することがあります。
・セファロ
主に矯正歯科で撮影するレントゲンです。
顎の骨の成長をみたり、歯と顎の骨の位置関係や
頭蓋骨と顎の骨との位置関係などを診断する際に必要となるレントゲンです。
症状がないのにレントゲンを撮る必要性があるのか?
ところで歯医者に行くとレントゲンを撮ることが多いと思いますが、
症状がなくてもレントゲンを撮る必要があるのでしょうか?
黒岩歯科医院でも例えば「歯石を取ってほしい」とか
「むし歯がないかチェックしてほしい」という主訴の患者さまでも
レントゲンを撮ることが多いです。
私たちはお口の中の病気を診断するとき、問診や視診、打診などで
ある程度の病名を予測するのですが、例えば詰め物の下のむし歯や
歯と歯の間の小さなむし歯、症状のない顎の骨の中の病変などは
それらの診査では診断できないことも多く、
レントゲンを診て初めてみえてくる病気もたくさんあるのです。
症状がない=健康とは言い切れないですよね。
症状がなくてもレントゲンを撮ることでいろいろなことがわかり、
病気が悪化する前に見つかることも多くあります。
まとめ
レントゲン写真に限らず、検査をするのは必要があるからするのであって、
あたり前ですが必要のないムダな検査はしません。
レントゲンは血液検査のように一つの検査でたくさんの情報が得られ、
我々歯科医師にとっては非常に有用な検査の一つです。
たとえ症状がなくても、病気の存在を疑った場合は
患者さまに説明しレントゲン撮影を行うこともたくさんあるんです(^.^)
黒岩歯科医院では来月、新たにレントゲンをリニューアルする予定です☆
かなりこだわりの詰まった高精度のレントゲンです!
様々な情報を得ることができそうで、その辺のお話は、
また追い追いしていこうと思っています☆
ではまた☆
黒岩歯科医院
院長 歯科医師 黒岩司

長野県佐久市生まれ。
平成25年に黒岩歯科医院を継承し、現在は院長として日々患者様の治療にあたっています。
患者様の歯だけを診るのではなく、患者様に対して全力で向き合う姿勢を持ち続け、これからもより地域の方々に信頼される歯科医院を目指していきます!