おはようございます☆佐久市の歯医者黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/
昨日は、家族で近くの山に登山をしてきました☆
山頂からは、天気も最高だったので、私たちの住む佐久平が一望でき、
良いリフレッシュになりました(^.^)
さて、今回は「タバコってやはり良くないの?☆」
というタイトルでお話ししていこうと思います!
みなさんはタバコが口腔内にどのような影響を及ぼすかご存じですか?
☆喫煙による歯周病へのリスク☆
タバコには200から300もの化学物質や有害物質が含まれていると
いわれています。
タバコに含まれる有害物質は歯茎やお口の粘膜の血管を収縮させ、
血液の循環を悪くします。
血液の循環が悪くなると代謝が悪くなり、歯茎の炎症などが
引きにくくなります。
すると、歯周ポケットも深くなりやすく、歯周病が
進行しやすくなってしまいます。
歯周病が進行すると歯はぐらぐらになり、さらに進行すると…
歯を失ってしまうことにもつながりかねません!!

☆タバコに含まれる物質☆
タバコに含まれている物質のうち、ニコチンとタールは
ご存知の方も多い物質だと思います。
ニコチン
依存性が高くリラックス効果があるため、禁煙がうまくいかない
主な原因となる物質です。
血管を収縮する作用があるため血液が流れにくくなり、
酸素や栄養が行き届きにくくなります。
そのため歯ぐきの血色が悪くなり、歯茎が黒ずんで見えてしまいます。
血管の収縮により歯ぐきからの出血が起こりにくくなるため、
歯周病にかかっていることに気が付かない場合も少なくありません。
タール
タールはいわゆる「ヤニ」です。
喫煙者の場合、歯の表面に茶色く付着していることも多く、
歯磨きでは除去することが困難な物質です。
タールは粒子状なので、歯に付着すると歯の表面が
ザラザラになってしまいます。
ザラザラな歯の表面は歯垢(プラーク)が付着しやすいため、
タールは間接的にむし歯や歯周病、口臭の原因になる
といってもよいと思います。
紙タバコより加熱式タバコ(iQOSなど)のほうが
タールの含有量が少ないので、着色汚れは軽減できます。
加熱式タバコは紙タバコと比べ、含まれる有害物質も少ないため
口腔内に与える悪影響は大きく減らすことができます。
しかしタールが全く含まれていないということでないので、
お口の中への影響がゼロになるわけではありません。
したがって、加熱式タバコは吸ってもいいという訳ではありません!
☆歯周病の治療、喫煙者は効果低下!?☆
喫煙者は非喫煙者に比べ、「処置後の歯周病の治りが良くない」
との研究結果が出ており、喫煙は歯周病の治癒や予防を妨げる
といわれています。
禁煙することで細胞のはたらきが高まり、歯ぐきの状態が改善することで
歯周病のリスクが低下し、治療効果も高まります。
したがって、歯周病治療においてタバコを断つということは
とても重要となります。

☆タバコで周りの人にも影響が…!?☆
タバコは喫煙をしていない方にも悪影響を及ぼす可能性があることを
ご存じですか?
それは受動喫煙です。
受動喫煙とは、タバコを吸っていない人が喫煙者が吐き出した煙や
紙タバコの火がついている部分から出ている煙(副流煙)を
吸ってしまうことです。
受動喫煙でも歯周病や歯ぐきのメラニン色素沈着のリスクが
高まると考えられます。
受動喫煙を防ぐためには、タバコの煙がない環境に身を置くことや
喫煙者が周囲の人に配慮することがとても大切です。
タバコがダメなことは分かっているけどやめられない
という方がほとんどだと思います。
なかなか禁煙できないという方は、歯の定期的なメンテナンスに
通うことが非常に大切になってきます。
タバコがなかなかやめられなくても、定期的に歯科医院でメンテナンスを
受けていくことで、将来、ご自身の口腔内環境は大きく変わってきます!
いかがでしたか?喫煙している方もそうではない方も
全て自分の意識次第で口腔内は変えることが出来ます。
大切な歯を失わないためにも、今からでも意識してみては
いかがでしょうか??
ではまた☆
黒岩歯科医院
院長 歯科医師 黒岩司

長野県佐久市生まれ。
平成25年に黒岩歯科医院を継承し、現在は院長として日々患者様の治療にあたっています。
患者様の歯だけを診るのではなく、患者様に対して全力で向き合う姿勢を持ち続け、これからもより地域の方々に信頼される歯科医院を目指していきます!