おはようございます☆佐久市の歯医者黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^^)/
年も明けて、様々な治療が本格的に始まってきています。
年末に歯を抜くのはなるべく避けていたので、年が明けて
歯を抜く「抜歯」お約束がも増えています!
そこで今回は『抜歯後のうがい』について書こうと思います。
抜歯…
誰もが避けたい処置だと思いますが、残念ながら
避けられない場合もあります(~_~)
今回は抜歯についてではなく、抜歯の後のうがいについてのお話です。
抜歯後はそこに傷ができますし、穴もぽっかり開いてしまいます。
食べかすも入りやすかったり、ばい菌が入りやすかったりと
いろいろと心配なことって多いですよね。
ほとんどの方は食べかすが入ってばい菌に感染してしまうことを心配して
たくさんうがいをしてしまうようですね。
その気持ちとってもよく分かります(^^;
でも歯医者さんの気持ちとしてはあまりうがいをしてほしくないんです!
ばい菌入っちゃうじゃん!と思った方も多いと思いますが、
うがいを頻繁にすると傷の治りが遅くなってしまう可能性があるんです!
どういうことでしょうか?
抜歯をすると出血しますよね。
黒岩歯科医院ではほとんどの場合、抜歯した後ガーゼを噛んでいただき、
止血したのを確認してからお帰りいただきます。
抜歯した後の穴には血の塊(血餅=いわゆるかさぶた)ができます。
血の塊はしっかり丈夫になるまでにだいたい24時間ぐらいかかります。
その間食べかすが入らないように強くうがいをしてしまうと
せっかくできていた血の塊が取れてしまいます。
そうするとまた穴が空いてしまいますよね。
歯を抜いたときは出血しますが、血の塊が取れた後はあまり出血しません。
そうなると歯を抜いた後の穴は顎の骨がむき出しになってしまうんです。
考えただけでも痛そうですよね(*_*)
骨がむき出しになってしまっている状態を「ドライソケット」といいますが、
こうなってしまうと痛み止めを飲んでも効きが悪く、治りが非常に遅れます。
ということで
抜歯後24時間ぐらいはあまり積極的にうがいをしないほうがいいんです。
血の塊が丈夫になった後は今度はしっかりうがいをしていただいたほうが
いいんですよね。
血の塊が取れない程度に丈夫になれば、今度はそこにばい菌がつかないように
していただきたいからです。
まとめるとこういうことです。
・抜歯後24時間ぐらいは積極的にうがいをしない
・抜歯後24時間経過すればある程度しっかりうがいをしてよい
黒岩歯科医院では、抜歯後の注意事項をしっかりと説明していますが、
抜歯後の注意事項をしっかり聞いて理解していただき、
しっかり守ってくださいね(^-^)
ではまた☆
黒岩歯科医院
院長 歯科医師 黒岩司