おはようございます☆黒岩歯科医院、院長の黒岩司です(^_^)v
この土日は、東京で歯周病の講習会に参加してきました!
計12回のコースがこれで修了し、多くのことを学ぶことが出来ました!
内容に関しては、またの機会にお話ししようと思います!
さて、引き続き親知らずのお話です。
よく多くの方が「親知らずはどうして抜いた方がいいの?」という疑問を感じることがあると思います。
実際はケースバイケースですが、親知らずを抜いた方が、口内衛生をより健康に保つことができるからです。
しかし、親知らずを抜くとなると、痛みや腫れ、出血などを伴うため、多くの方が不安に思われるのはしょうがないことです。
そこで今回は、親知らずを抜いた方がいいワケについて詳しく解説したいと思います。
■親知らずとは?
親知らずとは、一般的に10代後半から20代前半にかけて生えてくる大臼歯のことです。
最も後ろに位置する歯であり、正式な名称は「第三大臼歯」もしくは「智歯」と呼ばれます。
親知らずは永久歯の中で最後に発育し、通常の永久歯は15歳前後で生えそろうのですが、親知らずの場合は10代後半から20代後半であるため、「親に知られず生えてくる歯」であることが名前の由来だと言われています。
■親知らずを抜くメリット
親知らずは口内でトラブルを起こしやすい歯です。
特に親知らずが埋まっていたり、歯茎が歯に覆いかぶさっていたり、横向きや斜めに生えていたりしている場合は、歯茎と歯の間に汚れが溜まりやすいため、細菌が発生しやすい環境を作ってしまいます。
特に歯冠周囲の粘膜が赤く腫れ痛みを伴う智歯周囲炎を引き起こし、ひどい場合は口が開かなくなり物を飲み込むことも難しくなります。
また矯正をされている方は、親知らずによって歯並びが再び悪くなる可能性があるため、親知らずは抜いた方がいいと推奨されるのです。
■抜かなくてもいい親知らずもある!
しかし、親知らずは必ずしも絶対に抜かなければいけない歯ではありません。
例えば、痛みがなく4本まっすぐ綺麗に生えている場合は抜かなくても良いパターンです。
また、何らかの事故や虫歯などによって歯を失った場合、親知らずを代わりに移植することが可能です。
一方で、智歯周囲炎などが重症化してしまい、腫れや痛みがひどい場合は麻酔が効きにくく炎症を抑えてからではないと歯を抜くことができません。
この場合も親知らずをすぐに抜くことができないパターンの一つです。
■まとめ
今回は親知らずを抜いた方がいいワケについて詳しく解説いたしました。
最近では技術の進歩により、術後の痛みや腫れを最小限にとどめる抜歯法も普及され始めているので、安心して治療することができます。
これを機に親知らずの抜歯を検討の方は、ぜひ当院へお気軽にご相談くださいませ。

長野県佐久市生まれ。
平成25年に黒岩歯科医院を継承し、現在は院長として日々患者様の治療にあたっています。
患者様の歯だけを診るのではなく、患者様に対して全力で向き合う姿勢を持ち続け、これからもより地域の方々に信頼される歯科医院を目指していきます!
こんにちは、現在58歳男性ですが、3年程前に右下の親知らずが生えて来たのですが、ま横を向いているらしくかかりつけの歯科ては抜けない、抜かなくても痛みがなければと診断されています。
しかしながら、周囲歯茎の炎症が時々あり、何にしても気になる。
ネットで親知らずを検索してこのサイトを知りました、ぶしつけではありますが今後虫歯になる可能性も含めて、抜いたほうが良いように思えるのですが、ご意見をお聞かせ願えますか
柄澤様
実際に診察していないので何とも言えませんが、
親知らずを抜くメリット、デメリットをかかりつけ医とよく相談し、
納得した治療方針を選択することをおすすめします。
黒岩 司